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和真クリニック  自立自尊の健康人生

武術との出会いと遍歴
医師免許をもった私がなぜ武術に興味を持ったのか。その遍歴をつれづれなるままに書き残しました

「武術との出会いと遍歴 その17」 
被災地支援に行ってみて 夢破れて山河あり

さらに、重ねてメールしました.

件名: 福井です、勝手なことをもうします

日時: 2011年5月10日 6:53:13 JST =====

もし、クリアーして岩手に行くことととなりましたら、 岩手県立大船渡病院附属住田地域診療センター での勤務を希望します。そこを中心に活動したいと思います。どんな場所か、冬は雪に埋もれるのかも定かではありませんが、ただ、条件としては、下記のような活動が可能かどうか、その1点です。

当方の希望としては、従来の薬物療法中心にではなく、からだ(身・心)の機能能力を認め、それを引き出す「からだ(身・心)のリハビリ(身を介した認知行動変容リハビリ療法)」を中心に、地域の人、特に年配の方、熟成者の方々の身体、精神面での不自由さを軽減して行きたいと思います。もちろん、子ども、成人にも行えることは同様です。私が岩手に行きたいと思ったのは、大船渡市盛生まれであることもありますが、なんと言ってもボランティアに行って、行政、組織の一員として参加して、なかなか自分の思う通りのことが出来ないながらも、接することが出来た被災者の方々が実際に私が提供出来る「からだ(身・心)のリハビリ」を”そんな治療を望んでいるですよ”と言って頂いたからです。

現代においては、自分自身のからだ(身・心)に対しても、一時的、表面的効果効能のために、薬物を大量に長期間用い、治療の主体者は人に自分のからだ(身・心)、健康、人生を人に丸投げし、環境を快適にするだけで、自分自身の持てる力(治癒力、機能、能力)を引き出すことはしません。

避難された方々で私が接することが出来た方々は大概、精神科に掛かるとか、薬に頼ることを良しとはしない方々でした。

本来の自分のからだ(身・心)を大事にする方々でした。それに私は大変感銘しました。

都会では、否、日本と言わず世界中でもいわゆる文明国、生活が物にあふれた所では、ほとんどが自分自身の人間としての力を損なうことに時間とエネルギーと、物とお金をかけていると思います。

症状が出て、その症状を目の敵にしても仕方がありません。からだ(身・心)が症状として訴える必要のない状態に戻してやらない限りは、からだ(身・心)の訴えは続きます。否、逆に症状はその時々のからだ(身・心)の不具合を知らせてくれる有り難いお知らせ、信号だと思います。それを次から次へとただただその信号を黙らせる。が、根本的なことは一切しない。

力、機能、能力があっても、自分だけではどうしてよいか分からないこともあります。

私も万能ではありません。でも、日本人として、その人自身、あるいは家庭・生活環境をフルに活用してその人自身の生き方、からだ(身・心)の使い方を整えて、変えて、本来の人間としての機能、能力を取り戻したら、それ以上は望んでも無理であり、あとは日本人として生きて行けばよいと考えております。

当たり前のことを当たり前にして当たり前のことが起こる。自分自身では見えない、出来ない状態に陥っている場合もあるが、それでもその人自身の能力はあり、それを引き出したら、なるようになります。

そのためには、特に薬は必要はない。もちろん、降圧剤、抗脂血症、睡眠剤その他の薬をいきなり止める必要はありません。薬が効くということは、元々、本来そうなる機能、能力があるということだと考えます。

石にサロンパスを貼っても、軟膏を塗っても、薬を投与しても意味はありません。

でも、生きているもの、動植物を含め人間には変化反応する力、生命があります。それを活かして、余計なもの(物、者、環境に)に頼る必要が無くなれば、自立して自立した自分の人生を歩んで行けるものと思います。

まだ、行くか行かないかも決まらないうちにこんなことをいうのもこいつおかしいと思われるかも知れませんが、ただ、そちらに勤務してから双方そんなはずではなかったというようなことだけはないようにしたいと思います。

今現在でも、こなさないと行けない医師としての業務もあると思います。それはそれで、私なりに教えて頂きながら少しずつでも出来るようになって行きたいと思います。でも、私自身がそちらに勤務する目的はただ、一点です。

岩手の人が驚くほど素直に持ち続けている、自然に素直な健康観を持ち続けて欲しい、無くさないで欲しい。毒されないで欲しい。私ならそれを維持する手伝いが出来ると確信したからです。

活動するための具体的な要望はいくつかありますが、それは末節の話なので、実際にお会いした後でご相談したいと思います。

が、決して頭は良い方ではありません。なかなか覚えも悪く、物忘れ、ドジは得意中の得意です。

でも、上記のことに関しては、これまで94年に開業して保健医療の枠を外れながら、平日はバイトをしながら、週末医療ながらも、ずっと変わらずに思い、目指して来たことです。

雨にも負けて、風にもすぐに負ける打たれ弱い私ですが、でも、それでも、岩手の人達のその素晴らしい健康観、人生観、生き方の一助になりたいと思います。私が実現したかった素直な健康、素直な医療が実現出来る理想の土地、場所だと思っています。そこから日本中にその素晴らしさを発信し、広げられたらと思っております。

また、私が出来る事は、保険診療として保険点数を稼いでそれで成り立つようなことでは無いだろうと思います。

そちらさんはそちらさんで、色々な事情がおありだろうと思いますし、継続して成り立たないことに時間もお金もつぎ込む必要はないと思います。無理なことは最初から無理と言って頂き、その中で、出来る限りのことを双方で詰めて行くことが必要だろうと思います。

なお、そのような思い考えでやって来たことは、下記のようなサイトでも紹介しております。

 日本心身医学会関東地方大会 学術発表

一応、今年から精神保健指定医となりましたが、心が心だけで、ましてや薬だけで何とかなるとはちっとも考えておりません。薬で抑えるしかし方のない状況、状態は一時的にはあるとは思ってはいますが。

以上、誠に勝手なことながら、あらかじめ伝えておきたいと思いました。

そんなことでよろしければ私自身としては出来たら、6月からでも行きたいと思っています。が、現実的には現在お世話になっている所との調整もありますので、早くても7月位からかなと思っています。あるいは申し出て3ヶ月後9月頃になってしまうのかなと?

でも、出来たら出来るだけ早く行きたい気持ちでいっぱいです。

では、よろしく、よろしくお願い致します。

 5月14日土曜日にその担当の方が和真クリニックに来てくれて、実際に面談をした。そして、それを元に担当者会議で相談の結果、1週間後くらいには結論が出て、見事に落選しました。

半身動作も、システマも、その他の稽古、セミナーも、都会生活も諦めて、単身赴任でも、岩手県大船渡市の生まれ故郷に行くつもりだったが、夢破れて、山河と、瓦礫あり。

震災後は、システマも東東京グループからはすっかり足が遠のき、火曜日、水曜日は半身動作研究会、木曜日はシステマ飯田橋クラス、そして、金曜日、土曜日、日曜日もいずれかの稽古会、トレーニングがある時には参加し、そして、月に1、2度は、たくみの会のセミナーに参加するという生活になった。

ある面、仕事も趣味も理念理想の実現に向けての場であり、教育動作の菱沼先生の指導の看取り稽古の場は第3日曜日、実地臨床が学びの場であり、自分のレベルアップの確認チェックの場という生活となった。

武術との出会いと遍歴
医師免許をもった私がなぜ武術に興味を持ったのか。その遍歴をつれづれなるままに書き残しました

Fukui