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和真クリニック  自立自尊の健康人生

武術との出会いと遍歴
医師免許をもった私がなぜ武術に興味を持ったのか。その遍歴をつれづれなるままに書き残しました

「武術との出会いと遍歴」その18

たくみの会を知った経緯とその意味 技の練習をしないたくみの会

前後しますが、たくみの会の活動をどのようにして知ったのか、そして、私にとってのたくみの会のセミナーの意味、意義について書いてみます。

私の興味はいつも決まっていて、単純だが、なかなかその単純な事を人に伝えるのは、難しい。

システママスターのブラッド(ヴラディミア・ヴァシリエフ)師に憧れ、始めたシステマであり、これまでにない学びの場と学習方法を得て、実際のトレーニングの場でも、自分に出来ない素晴らしい動きをする人たちに、直に接し、更にYouTubeでは、システマ関連の動画が沢山あり、自分の不自由と比べて滑らかなそして自分では出来ない動きをみて少しでもそうなりたいと、思っていた。

それで、時間があれば、YouTubeで、システマの各マスター、インストラクターの動画と共に、城間啓史郎氏、合気の岡本正剛氏、塩田剛三氏その他の方々の動画を見ていた。

そんな中、引っかかって来たのがたくみの会の動画であった。その中で一応武道、武術という括りで検索し、見ていたのだが、確かにそれらしい動きだが、非意識力という言葉もあり、ちょっと武道、武術とは違うなと思ってみていた。動きはすごいがあまり武道っぽい感じがしない。

とりわけ、白神先生の練習をしないというたくみの会の練習の仕方が紹介されている動画が、非常に興味を引いた。

「技」の練習をしない~たくみの会の「技」を語る

http://www.youtube.com/watch?v=WQO7_qS2QZY

私は、小学校の時から記銘するいわゆる現代の勉強が苦手であり、その点一つの原理原則を覚えればそれの応用で済む算数が好きだった。と言うか、他の一々覚えなければならない科目は苦手で、嫌いだった。中学以降は、ますますその差が激しくなった。地理、歴史、生物、語学などは大の苦手、数学、物理、科学は比較的何とかついて行けていた。

原理原則を理解すれば、後応用すれば何とかなるものしか対応仕切れなかった。

システマにも4原則があり、それを実現するために個々の課題、ドリルが提示されていた。

半身動作もその個々の4原則を実現しやすくする構造動作からの機能的姿勢とその姿勢からの重心移動を伝えて、張り付いて崩して行くという2つの原則の元、これまでも練習していた。たくみの会では、さらに身体のみならず、身と心をあわせてたからだ全体としてのフィジカルの(物理学の理論、行動心理学を含む科学的)活用の仕方が、公式としてあり、それを元にあまり練習しないで実現してしまうと言う、これまで見たことも聞いたことも無い非常にシンプルなそして奥の深い達人養成公式が存在していた。

知識だけではどうしようも無いが、ただ、むやみやたらな試行錯誤、トライエンドエラーよりは、過程をきちんと理解して、その過程を気付いていけば結果は自ずと付いてくると言う科学的練習方法といえる練習をセミナーでは体験出来た。

学習、修得過程が科学的であり、原理を学べる。

それだけに、自分自身の頭(理性、知性、認知)と実際の身体機能、能力のギャップ、乖離を思い知ることになるが。

思い知るからこそ、過去の自分から新たな自分にステップアップ、向上しやすい。もちろん、なかなか過去の自分と決別できないのが悩みだが。

個々に使われている言葉も定義されており、練習の意味も練り習うときちんと述べられている。

「練(どの動きがいいかを練る)」と

「習(いい動きを獲得したらそれをいつでも実現できるように習う)」

と区別しています。

システマも新たな自分の能力を引き出すためのからだ(身・心)全体の機能を引き出す練習体系、システムを持っており、インストラクターが練習課題を提示し、少しずつ引き上げてくれる。

半身動作研究会も武術稽古研究会からの流れで、技そのものよりも稽古の仕方、稽古の意味を問いながら、技を引き出していく。

武術との出会いと遍歴
医師免許をもった私がなぜ武術に興味を持ったのか。その遍歴をつれづれなるままに書き残しました

Fukui