これまで、自然体というありようを求めて求めて試行錯誤してきた。
しかし、ここ至りはたと気付いた。
ありよう(How to be)だけであるわけでも、やりよう(How to do)だけですむわけでも無い事を。両者は表裏一体!
自然現象をある観点からある条件で解明されたものが科学的原理である。が、ある条件の下にその自然現象が起こる。科学はその現象が起こる条件を規定する。
パスカルの原理の応用が油圧駆動システムであるし、万有引力の法則がさらにサイフォーンの原理ともなる。が、いずれもその自然現象が起こる条件が必要である。
即ち、我々は身体の60〜70%は水という流体であり、骨も筋肉もあり固体としても機能するように創られている。科学的には物質は三相に分けられる即ち固体、液体、氣体と。
その中で、我々の身体は流体、液体としても機能出来るという観点から見てみる。
下記の図をどう見るかはその人それぞれ、スピーカーとみればなるほど単一コーンと重低音と高音部のグラデーションコーンとの違いとも見える。
肚と皮膚をイメージしている。手腕、足脚はついていないが、無いわけではないあるが無いがごとし。接触部も大事だが、単なるコネクター、接続部。そこに余計な圧、刺激を与える必要は無い。革袋の中の流体も無重力空間では均質が自然、しかし地上の重力下では、重さは下で、圧縮され生じるのが圧差であり安定でもある。
そしてそうなると運動系よりは皮膚感覚系が優位になり、指先の鋭敏度もさることながら、足裏の感度も変わり、足裏の感度が変わると相手、対象者のありようを感じる感度も変わる。即ち相手の緊張の感じ具合、相手の認知の認知具合、相手からの返事の認知具合も変わる。特筆したいことは、それが努力無しに当たり前に感じられ、感じられると相手と当たること無く、喧嘩すること無く、相手とコラボして、相手が崩れて滑らかに寝かせられるようになる。
肚は腹でもない、あるようでない、ないようであるいわゆる丹田であるが、部分があるわけでも大きさ、形が規定されているわけでも無い。有象無象の意識体(意識空間体2)である。部分ととれば部分に限定も出来るが、身体全体といえば身体全体、身体の外を含む空間を含めて自分と思えばそれも丹田。
自然体とは、ここでは自然の科学原理が働く身体と定義する。なるようになる法則が自然科学。その自然法則が成り立つためには条件は必要。
例えば万有引力による地上での落下を実現するための条件は支えを無くすことで有り、その条件を満たす身体環境を作り、それを維持するという行動(How to do)が必要であり、その結果としての状態(How to be)を維持していると自然のプロセスが自然に起こり、なるようになる。その自然環境条件を作る努力と未来への設計、デザインは必要だが、それで何かをわざわざするという努力は必要無い。自ずとなるようになる。
パスカルの原理が働くためには、革袋と流体でそれなりの条件を作り維持する必要がある。そうすると1点に圧が加わると全体に圧が伝わるパスカルの原理という自然現象が自ずと起こるようになり、接触部をどうこうしようでは無く、肚から意識するだけでも圧差は生まれ接触部から外に伝わる。わざわざ伝えようとする必要は無い。伝わる。それが科学的原理が働く自然体。
さらに対象との接点と地球とをつなぐ油圧駆動システムであると認識し、それが作動させるためには、やはりそれなりの環境(条件設定)が必要であり、その環境を維持し圧を加えるとそれは瞬時に伝わる。すなわち、相手からの作用としての圧であろうと、こちらからの作用に対する反作用としての圧だろうと、また、接触部がピンポイント(指先)だろうが、掌のような面だろうと相手と釣り合った状態で接触部に加わった圧を、油圧で地球に伝えてやると、瞬時に勝手に地球からエネルギーが返って行く。圧差は瞬時に伝わっても、エネルギー伝達と動き出しとの間には時間差があり、多少待つ必要がある。が、相手が崩れ導いてくれるので、ただ付いて行けば良い。また、相手が崩れ、こちらの接点を頼りにしてくれているので、その接点から相手の全体のバランスを鑑み、危なくないように落下軌跡をデザインしてあげれば良い。
油圧も役に立ち、相手の重みを制御するイメージは圧の加わり方のデザインでも可能だが、相手の重さの元の筋肉の硬直状態を緩めて重さを生み出すという発想であれば、電線を通してそれで電圧を加えると電気は流れ、相手の筋肉のオンオフも制御出来る。重さを引き出し、重さに働いてもらうことが出来る。電気伝導体とするためにはやはり自由電子が流れている電気の伝導率の良い物で伝道路を作る必要があり、そのありようと性能が決まる。しかし、条件が例えそろってもやはり電圧差がないと電流は流れない。
すなわち、ある自然原理に則り、自然の変化を起こすためにはまず、その科学的必要条件を満たす。そして、その条件を作り維持するために行動(How to do)が必要であり、その必要条件が満たされているその環境が維持されれば、物理(自然科学)現象が自ずと起こり、なるようになるありよう(How to be)となる。起こることが従来の普通とは違ってもごく当たり前の自然現象が起こる。しかし、結構現代はその人間の実現する自然の当たり前の現象を知らないというか、勘違いしている。
さらに、現代の自然科学の認識では無線での充電も出来る。すなわち、直接何か物でつながっていなくても無線でエネルギーのやり取りも出来る。そのアナロジーを用いた意識体ともなれるようだ。点と点との非接触のつながり。概念的存在の意識体その中でも意識ライン(意識空間体2)でもつながれる。
運動はわざわざしない。接触部をわざわざ動かす必要も無い。逆に動かしてはいけない。
ただ、対象者と地球の媒体となり、仲人となり、相手から相手自身の思い(圧差)を頂き、地球に聞いてもらい、地球から相手に返事を返して貰うだけ。地球との作用、反作用の仲立ち、仲人をし、その場を整える、デザインするのみ。するのは相手自身であり、地球に敵う相手はいない。
自分はその仲人となるためのありようとなるだけ。自分の感覚と思いがあれば自分の身体の意識の濃さ、重さの分布、緊張が変化する。その意識の流れが観念運動となり、勝手に身体がやってくれ、種々の伝導体となれる。シンプルにはパスカルの原理。いずれにせよどの伝導体であれ、そのありようとなれば、気楽な感じであれば大丈夫。気楽で手応えがない感じが良い感じ。リラックスしよう、させようは徒花、返って緊張、居着きの元。諦め、任せる。
感覚も色々あれど、視聴覚にかえって惑わされても仕方がない。針一本、うぶ毛一本の表皮皮膚感覚が肌感覚。静止感覚。つながり感覚。流れる感覚。伸び縮み感覚、違和感、快感。
思いは意識の偏り、皮膚の粗密。中心から周囲に拡散の中の落下。
自分も大事であり、自分が中心だが、楕円の中心の片方であり、もう片方の中心もあり、初めて楕円となる。それが重なると円となり円満となるようだ!
和真とは自然の科学原理が働く身体すなわち地球との伝導体(仲人)になるよう自ら想定出来る様になり(未来を創る認知思考システム)、想定し、その条件を準備し実現し、自然現象が起こる相互関係、和の関係を維持し、地球と仲人する(How to do 1)。
ただし、この仲人状態が、ゴム風船の中の氣体か、革袋の水、液体か、パイプの中の油かでその伝わり方は変わる。
仲人になり、仲人し、相手の思い、圧、エネルギーを地球に伝え、相手に返えって行くと相手は自分の加えた力には抵抗出来ず(受用反作用)自分自ら動き始め、ほんのわずかうぶ毛を動かす程度、力の向かう方向をデザインして意識する(How to do 2)。
相手との接続状態をいじらず、維持続けるとなるようになる(How to be)。
和真活性化方式
(How to do & be) How to do for natural principle is natural being
Wasin activate method
How to do is that how to be being.
The problem is what to do.
How to do for natural principle is natural being .
Do for the necessary condition to a natural phenomenon that is float , fall and shake.
Be conscious to self or other unbalance by some principle without stimulation of the touch.
The move is born by the unbalance .
But do not think to move the body .
The inner body is moved naturally automatically .
Feel the change of the physical with that condition.
Keep the condition and to circulate the process.